アシストCSR
浜松市内の大学で講義の特別講師 として参加【1】
浜松市の大学でデザインや設計などを専攻している学生約10名を対象に「生活環境のバリアフリー」というテーマで講義を行わせていただきました。この講義では、半年間を通じて“ユニバーサルデザイン(UD)”について学び、半年後に学生達が考えたUD作品を制作・発表していきます。
ユニバーサルデザインとは
特定の人達のバリア(障害、障壁、不便など)を取り除く「バリアフリー」の考え方をさらに進め、能力や年齢、国籍、性別などの違いを超えて、すべての人が暮らしやすいような、まちづくり、ものづくり、環境づくりを行っていこうとする考え方のことです。
その為、『デザイン』といっても「綺麗・かわいい」といった見え方だけではなく、「分かりやすさ・扱いやすさ」といった点もデザインの1つです。
生徒さん達は、事前に授業でボッチャの動画を見てたり、勉強してくれていたり、玉入れの玉でボッチャの練習をしてくださっていました。始めに、実際にボッチャのボールを触ってもらった時には、「ボールが思っていたのより重たい」という声がありました。その後、生徒さん達には、ボッチャのボールを転がしてもらいましたが、思っているようにはボールを転がすことが難しいボッチャに、すぐに生徒さん達は夢中のようでした。
講義では、私の生い立ち、日常生活の様子、日常生活を送る上での不便さ等について、お話をさせていただきました。学生の多くは、身体に障害のある方と関わったという機会が無く、身体に障害のある方が日常生活を送る中で、どんな悩み・どんな苦労があるのか、という当事者目線でのお話をさせていただきました。
学生からは「今まで体にハンディのある方の日常生活について考えてみたことがありましたが、実際にお話を聞かせていただいて、新たに気づいたことができました。」と感想をいただきました。
将来、学生さん達にはデザインを通じで、健常者・障がい者、さまざまな人達が、お互いを尊重し合い、支え合いながら、共生していく社会になっていくようなデザインして欲しいと思いました。