社長挨拶
これまでの障害者雇用は、通勤ができるという前提で発展してきました。しかし近年は、ITからICTへの変革から双方向コミュニケーションを構築しやすい労働環境が整備されてきました。それによって、歩行困難やリハビリ・介護・通院などの物理的な理由で就業が困難な重度障害者も、安心して働くことが可能となり、「テレワーク」という言葉を通じて飛躍的な拡がりを見せております。そのおかげで、全国各地で採用活動を行なえ、雇用することが可能となりました。
私たちは、2008年から重度障害者の在宅雇用をスタートさせ、2009年2月にクオールアシストを設立し、この雇用形態をより積極的に推進してきました。そして現在では、クオールグループの成長と共に社員数も増加し、在宅社員も50名を超える規模になりました。採用エリアも、北は北海道から南は宮崎県まで拡がっております。
勤怠管理入力から始まった業務も、様々な入力業務、多様なイラストデザイン、システム構築を含めたWeb制作と幅を拡げています。障害の種類は、脊髄・頸髄損傷系や脳疾患系だけでなく、最近は特定疾患や特定疾患外の難病も増えてきております。ただ働くだけでなく、できるだけ長く勤務してほしいとの願いから、個々に必要な支援体制は変わってきますが、作業療法の視点から姿勢制御コントロールを行なうなど、障害者就業・生活支援センターなどの地域支援などのご協力により、採用から雇用・定着まで安定した雇用管理が行われています。
「働けない」から「働ける」へ
クオールアシストはこれからも魅力ある企業を目指し、また新しい障害者雇用への挑戦を続けて参ります。
クオールアシスト株式会社
代表取締役社長 松原 恵利香