取り組み
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アシストCSR

地元中学校 福祉学習講演 (車いす体験)

講演を聞く様子 講演を聞く様子
車椅子体験1 車椅子体験1
車椅子体験2 車椅子体験2

さいたま市内の中学1年生(約230名)を対象に福祉学習として、車いす体験と講演を行いました。講演を行う事になったきっかけは、数年前に別の中学校で講演をしたのを見ていてくださった先生に偶然お会いすることがあり、お声掛けいただくこととなりました。

講演は「福祉講演・車いす体験」と称され、私には少々荷が重すぎるとは思いながら、「ご依頼されたのならば、精一杯務めさせて頂こう」とお引き受けいたしました。また、この機会に生徒さん全員に[車いす体験]をして欲しいと思い、近隣の障害者施設から車いすを6台借用しました。

講演の初めに、本講演への思い入れや内容、自分が交通事故により下半身麻痺になった事、そして現在クオールアシスト株式会社にて勤務している旨の自己紹介を行い、続いて車いす体験をしてもらいました

【車いす体験】
実際に車いすを操作してカラーコーンを避けながら通過する事、マットレスを超える事を体験してもらうと「あれー、出来ない」とか「キャー、超えられない」などという声も聞かれ、楽しみながらも真面目に取り組んでいる姿を見ることが出来て、私も嬉しくなりました。また、二人一組で体験してもらう事により、出来ない時はペアに介助してもらうなど介助者の体験もしてもらいました。

【車いす体験後の講話】
車いす体験を通して「皆さんが住んでいる街並みが、どうしたら、障害を持っている人も障害を持っていない人も、もっと暮らしやすい街になるのか?」や[人口構成グラフ]を見せ「現状の福祉環境」について、や「諸外国(ドイツ・デンマーク)と日本の福祉状況の違い」についてお話させて頂くと、車いす体験の時以上の真剣な表情に、自分自身、身の引き締まる思いでした。

時間の関係で、その場での[質疑応答]は、中止になってしまいましたが、後日、担当の先生を通して「車いす体験をして車いすでの移動が大変なのが良く分かったので、困っている人がいたら積極的に助けたい」などの、生徒さんからの声が届きました。また、先生からは、「車いす体験や現状の話は、子供たちにとって、大きな経験と価値があった。」などの感想を頂くことができました。

最後に、快く車いすの借用を承諾して頂いた、障害者施設と車いすの搬入搬出及び、前日事前準備にもご協力頂いた先生方に感謝を申し上げます。また、車いす体験に真摯に取り組んでくれ、自分のつたない話も真剣に聞いてくれた素晴らしい生徒さん達のお役に、少しでも立てたのなら嬉しい限りです。今後もこのような機会があれば、自分にできる社会貢献として取り組んで行きたいと思います。