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アシストワークスタイル

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私のワークスタイル

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退職後の夢のために
(長野県:脊椎損傷)
作業風景

製作棚

妻の趣味を飾るための棚を製作

私は23歳のとき、車の事故により脊椎を損傷し、下半身が完全麻痺となりました。それ以来、車いすで生活しています。怪我をする前は、様々な仕事に携わっており、主に肉体労働を中心に仕事をしていました。

怪我の後、約10年間はCAD業務に従事していましたが、CAD以外のスキルが乏しく、一般的なパソコン操作には自信がありませんでした。幅広い業務に対応できる力を身につけたいと考え、障害者能力開発校でパソコン技能を基礎から学び直しました。卒業後はB型就労支援センターに所属し、在宅勤務の経験も積んできました。

クオールアシストへの入社は、就労支援センターからの紹介がきっかけでした。当時は「54歳の自分を雇用してもらえるのか」、「新しい環境でうまく働けるのか」と不安を感じていました。しかし、面接で企業理念や考え方を伺い、在宅社員同士が協力し合い、お互いを支え合う姿勢に強く感銘を受け、クオールアシストで働きたいという気持ちが一層高まり、「年齢に関係なく学ぶ姿勢を持ち続ければ挑戦できる」と自分に言い聞かせ、入社をしたいと心より強く思いました。

入社後は、コミュニケーションツールを活用しながら、OJTや業務研修を通じて先輩社員から丁寧なサポートを受け、相談にも親身に乗っていただき、少しずつ業務に慣れていきました。

今では新規業務の担当も任され、グループメンバーと協力して意見を出し合いながら、業務フローの構築や効率化に取り組んでいます。こうした取り組みを在宅社員が主導して進められることに、大きなやりがいを感じています。また、自己管理を徹底し、負担を軽減できる入力装置などを活用することで、作業効率が悪くならぬように努めています。

クオールアシストで働くようになってからは、安定した収入を得られるようになり、生活にもゆとりが生まれ、食事や日用品を少し贅沢に選べるようになったことも、ささやかな幸せです。休日は、YouTubeで動物の動画を見たり、映画やアニメを楽しむことでリラックスした時間を過ごしています。DIYも好きで、「ちょっとした棚が欲しいな」と思ったときには、妻に手伝ってもらいながら一緒に作っています。物づくりの時間は夢中になれて、疲れも忘れるほどです。

退職後の夢は妻と車で北海道を訪れ、広大な景色を眺めながら長い一本道をドライブし、おいしい海鮮料理を味わって心ゆくまで楽しむことです。夢を実現するためにも、これからもクオールアシストの一員として、仲間とともに前向きに頑張っていきたいと思っています。