車椅子でのライブ入場について

車いす



私は音楽を聴くことが好きでライブ・コンサートに行くことも好きです。 今までオールスタンディングの収容人数数百人程度のライブハウスから数万人収容のアリーナクラスなど様々な会場でのライブに行ったことがあります。 今日は車椅子でライブに行くことについて書いてみようと思います。

車椅子では通常の座席に着くことは難しいため車椅子エリアといった場所でライブを見ることになります。 そのためチケットを確保して席番が分かり次第、主催の会社へ車椅子での入場について連絡が必要となります。 まずは車椅子でライブに行きたい旨を伝えると最初に誰のいつのライブかを聞かれます。 そうしたら車椅子は手動か電動か、付き添いもしくは同伴者の有無、氏名とチケットの席番といった内容をだいたい聞かれます。 それらに答えると当日、会場のスタッフに声をかけてくださいと案内がされます。

車椅子でライブに行く際に気がかりなことは車椅子エリアからステージが見えるかということ。 健常者の方でもご自身の体格や前の人の体格などでも発生する問題ではありますが私達も気になるところです。 収容人数約千数百人~三千人程度のホールクラスに分類される会場の場合は特にです。 こういった会場は席が固定され着席で鑑賞することを想定した設計になっているので、スタンディングになった場合に前列席との高低差が少なく、 ステージが見えづらいもしくは全く見えなくなります。

こういった会場では少しでも見やすくしようという対策がされることがあります。 よくあるのは車椅子ごと載せられるかさ増しの台です。 会場でそれぞれ用意されている備品と思われ、1段15cmくらいの高さになります。 主催の会社やその日の車椅子での入場人数などにより台の設置の有無、高さが変わってきます。 そのほかとある会場ではかさ増しの台はなかったのですが、車椅子エリア前の2列4席程度に人が来ないようにしてあると案内をされたことがあります。 このような対策のおかげで完全にとは言えませんが、それでもステージが見えやすくなるのでありがたく思います。

収容人数約一万~三万人程度のアリーナクラスに分類される会場の場合はチケットの確保から少々難しくなります。 このような会場ですとステージからの近さ、見えやすさなどにより席の種別が数種類販売されます。 車椅子で入場となると「車椅子エリアは特定の席種に相当するため、その席種のチケットを購入ください。」と事前に案内されることが多いです。 そのためライブに行ければどの席でもいいということができず、過酷なチケット争奪戦に参加しなければいけません。 ちなみにまだ私はこのクラスのライブ会場でのチケット争奪戦に敗れたことはないので、このまま負け知らずでいたいです。

いろいろな会場でのライブ・コンサートに行ったつもりですが、まだスタジアム・ドームクラスの会場には行ったことがありません。 数年前好きなバンドのドーム公演のチケットが取れたのですが、時候柄の事情によりライブは中止になってしまいました。 いつかスタジアム・ドームクラスといった大規模な会場でのライブに行くのがささやかな夢です。



(入力業務グループ 呼吸器機能障害・体幹機能障害など 尾荒和子)